About us
日本コンクリート診断士会について
TOP  >  日本コンクリート診断士会について
はじめに
Introduction
わが国では戦後から高度経済成長期にかけて、膨大な投資により多くのコンクリート構造物が構築され、それらは経年とともに老朽化が進み、一斉に経年劣化が顕在化し、重大事故の発生につながることが懸念されています。
このことから、老朽化した大量のコンクリート構造物を、効率的に維持管理し、活用することが今後の構造物管理者、技術者に課せられた最大の課題となっています。
このような課題を解決するべく、日本コンクリート工学協会では、コンクリート診断士制度を創設し、診断、補修・補強に係わる専門技術者を社会に輩出しています。2001年から2022年の診断士試験までに14,336名のコンクリート診断士を社会に送り出し、高い評価を受けています。
それら資格を得たコンクリート診断士は、一層社会への貢献、資質向上を目指し、全国に地区診断士会を設立し、勉強会、外部の講習会に講師派遣等の活動をしております。
一般社団法人日本コンクリート診断士会
Introduction
これらの各地区診断士会が、一層効率的な活動をし、社会的要請に応えるべく、2010年7月23日に、日本コンクリート診断士会の設立総会を開催し、同年9月6日に一般社団法人として認定されました。
当会は各地区に設立されている、コンクリート診断士会の活動を強力に支援しつつ、効率的な連携により、コンクリート診断士の資質向上、構造物管理者への技術対応により、社会へ貢献するとともに、診断士の社会的信用・地位を向上することを目的としています。
今後は個人・法人会員を増強し、空白地域の診断士会設立を支援しつつ、一層の連携強化を図り、コンクリート構造物の維持管理を通して、社会へ貢献する所存です。
一般社団法人日本コンクリート診断士会設立趣意書
2010年4月作成
わが国では、戦後から高度経済成長期にかけて、道路、ダム、港湾、鉄道、建築物等の社会資本の整備が図られ、膨大な投資が繰り返された結果、多くのコンクリート構造物が構築されてきました。これらのコンクリート構造物は、経年とともに老朽化が進み、一斉に経年劣化が顕在化し、重大事故の発生に繋がることが懸念されています。このことから、老朽化した大量のコンクリート構造物のストックを、効率的に維持管理し、活用することが今後の構造物の管理者、技術者に課せられた最大の課題となっています。

しかしながら、既存コンクリート構造物を適切に維持管理できる専門技術者は極めて少ないのが現状です。その大きな理由は、構造物の維持管理には、コンクリートの新設に関する技術のみならず、調査・診断,補修・補強、維持管理などのきわめて広範な技術が要求され、さらに相当の経験が必要であることによるものと思われます。

このような社会の要請に応えるべく、日本コンクリート工学協会(JCI)ではコンクリート診断士制度を創設し、診断、補修・補強にかかわる専門技術者を社会に輩出しています。そして,2001年に実施された第一回から2022年の診断士試験までに14,336名のコンクリート診断士を社会に送り出し、高い評価を受けています。

しかしながら、コンクリート構造物の維持管理に関する技術進歩は著しく、個々の診断士が最新技術を常に保有・活用し,社会に貢献していくには現状では十分な対応が出来ず,社会的地位の確立には至っていない状況にあります。

そこで、各地区に設立されているコンクリート診断士会の活動を強力に支援しつつ、効率的な連携により、コンクリート診断士の技術力向上を図り、構造物管理者へのPR等を通じて診断士制度の目的達成のために組織的な活動を通して社会へ貢献するとともに、診断士の社会的信用・地位を向上することが必要です。

これらのことを実現するために現在,各地区に設立されている診断士会の活動を「全国組織に拡大させ、より強固なものとすること」が診断士会を全国組織化することの目的であり、その結果として大きなメリットが得られると考えます。よって、全国的な診断士資格を有する者の集まりとして「日本コンクリート診断士会」を設立することをご提案いたします。

本主旨をご理解の上、是非本会に御参加いただき、御支援を賜りますようお願い申し上げます。

なお本提案は、日本コンクリート工学協会のご指導・ご支援をいただきながら進めてまいります。
コンクリート診断士とは
Introduction
一般社団法人日本コンクリート工学協会が認定する資格で、平成13年から、この資格制度が始まりました。この資格は、公益社団法人日本コンクリート工学協会が実施する試験によって、コンクリートの診断・維持管理に関する幅広い知識や、高い技術を保有していると認定され、さらに登録された者に与えられます。また平成28年2月に国交省により、「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に関する技術登録簿」の橋梁(コンクリート橋、鋼橋)、トンネルの点検・診断業務の登録もされ有用性も高まりました。
地区診断士会一覧表
District List
※2021.05.25 現在
名称 地区範囲 ホームページアドレス
北海道コンクリート診断士会 北海道 http://www.hcd-net.jp/
青森県コンクリート診断士会 青森県 http://www.aocd.jp/
新潟県コンクリート診断士会 新潟県 https://www.niigata-cd.com/
長野県コンクリート診断士会 長野県 http://naganocd.s34.coreserver.jp/nagano-cd.net/
東京コンクリート診断士会 関東圏 http://www.tcd-net.com/
NPO 法人 石川県コンクリート診断士会 石川県 https://ishikawa-cd.jimdofree.com/
福井県コンクリート診断士会 福井県 https://fcd.gr.jp/
静岡コンクリート診断士会 静岡県 http://www.scd.gr.jp/
東海コンクリート診断士会 愛知県・三重県・岐阜県 http://tokaicd.org/
京滋コンクリート診断士会 京都府・滋賀県 http://www.kscd.jp/
鳥取県コンクリート診断士会 鳥取県 http://www.tottori-acc.com/
島根県コンクリート診断士会 島根県 http://shimanecon.web.fc2.com/
高知県コンクリート診断士会 高知県 https://www.kochi-kcd.com/
NPO 法人 大分県コンクリート診断士会 制限なし https://www.oita-condoc.com/
宮崎県コンクリート診断士会 宮崎県 http://mcd-net.jp/
富山県コンクリート診断士会 富山県 http://www.toyama-cd.net/